北佐久郡御代田町 【修理4】 走行中「ゴー」という音の原因(小諸市) BANANAオート

バナナオートでの車の修理事例をご紹介・くわしく解説するページ、今回のテーマは【ゴーという走行中の異音】です。
うるさいタイヤを履いている訳でもないのに、走行中に「ゴーーー」と車体の下の方から聞こえてきたら要注意。大事故につながる異変が発生している合図かもしれません。ゴーという足回りの異音を引き起こす原因と対策、放置すると起こることを解説します。
危険な異音は沢山ありますが、走行中に足回りからゴーーーと聞こえてくるときは主に以下の原因が考えられます。
〇ハブベアリングがガタついている
〇ハブベアリングの摩耗
以下、それぞれの事例とともに解説いたします。
※ハブベアリングとは...ホイールは中心部を何本かの大きなボルトで取り付けてありますね。このボルトをハブボルトと言い、ハブボルトが付いている土台がハブという部品です。その中にあるベアリング(回転するための部分)がハブベアリングです。このハブベアリングにドライブシャフトが接続されていることで、タイヤが安定して回転しつつ車体を支えていられます。
小諸市からのお客様のシボレーMWです。
走行中、車体の下部から音がするんですけど...とのご相談で、足回りを調べると左側のフロントタイヤにがたつきが見られました。
タイヤががたつく原因は複数ありますが、その一つが今回扱うハブベアリングのガタつきです。
一般的にここにガタが出る原因は、多走行による摩耗の他、縁石などへの衝突が挙げられます。
ガタつきを放置すると...
よく見られる不具合ですが、そのまま放置して症状がひどくなると、ハンドルがブレたり振動が発生し、不安定な走行につながりとても危険です。ベアリングが焼き付きを起こすまでに至ると突然走行不能に陥ってしまい、道路の真ん中で動けなくなってしまうこともあり得るのです。交通量の多い道路や、高速道路で起こったらと思うと怖いですね。ひどい場合、タイヤがスポッとはずれ飛んでいくことも...。特に前輪がはずれてしまうと、完全に操縦不能に陥ります。
大事故を未然に防ぐためにも、直ちに修理して頂くことを強くおすすめします。
MWから取り外したハブベアリングと、新しく取り付けるものです。ガタガタするようになったベアリングを抜き取り新しいベアリングと交換し、車体に取り付けます。
試し走行で音も不具合もなくなったことをお客様にご確認頂き、修理完了です。
千葉からお越しのお客様のbBです。
こちらも異音の症状があった為足回りを調べてみると、ハブベアリングがすり減ってしまっていました。
手動でタイヤを回転させるとゴロゴロ感があり、スムーズに回転しない感触があります。
摩耗を放置すると...
多くの場合、すり減りを放置するとガタつきの原因となります。外部的な衝撃だけでなく、長期使用による劣化も、ガタつきを生んでしまうのです。
ガタつきの項目でお伝えしたように、とても危険な事故につながりかねない状態です。ガタついたら交換の目安ではなく、異音が少しでも発生したらすぐに交換をご依頼くださいね。
bBはベアリングだけでなくハブごと交換することになりました。(車種により異なります。ベアリングのみの交換が可能な車種だと、部品代も抑えられます)
しかし、ボルトが固着してしまっており、かなり外れにい状態になっていました。長期間交換を行わない車両で起こりやすいのですが、こちらのbBのハブベアリングが耐えたのはなんと20万キロ以上という長い走行距離です。
ハブベアリングはほぼ常時高速で回転する部品なので、タイヤゴムやブレーキパットと同様、消耗品扱いです。10万キロ前後で音が発生し交換される事例が多いです。車によっては6万キロ程度でも注意が必要です。
ちなみに先ほどのMWの走行距離は約10万キロです。
なぜ音が発生するまでにこれほどの距離の幅があるかというと、使用状況(悪路がメインか街乗りがメインか、峠などのカーブが多いか、メーカーによる作りの違い)などからの影響がとても大きい為です。
今回は遠方の千葉からお越しのお客様でしたので、当店待合スペースにてお待ちいただき、作業1時間ほどで交換完了しました。お客様にご確認いただき、終了です。(部品の在庫状況によってお待ちいただく期間が変化します)
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