北佐久郡御代田町 【修理5】ダイハツ ミラジーノ パワーウィンドウの故障(御代田町) BANANAオート

バナナオートでの修理の事例をご紹介するページ、今回は【ダイハツ ミラジーノ】のパワーウィンドウの故障修理です。
クラシック風のデザインで人気の高いミラジーノ、お持ちいただいたお客様によると、パワーウィンドウが動かなくなってしまったそうです。
パワーウィンドウが動かない場合の原因は複数考えられます。可能性の高いものから試し、原因を特定していきます。
まず疑いたいのがスイッチの接触不良。お持ちいただいた時点ですでにスイッチがぐらぐらしていました。こういった状態のスイッチは接触不良を起こしていることが多いので、ぐらぐらの修理も兼ねて交換してみます。手に持っている方が取り外した方のスイッチユニットです。
しかし...動きません。スイッチの他にも原因があるようです。
続いて疑わしいのは断線とモーター自体の故障。
このうち断線については、検圧したところスイッチ部まで電気が来ていたので問題ありませんでした。
ということでモーター本体が故障しているのが原因のようです。
ドアの内張りを外して、モーター部を取り出します。パワーウィンドウはモーターの動力をレギュレーターという部品で伝達して動作しています。写真の長いアーム状のものがレギュレーターです。モーターはその下にある小ぶりのタンク状の部品ですね。
これらを調べてみたところ、モーターのブラシが摩耗して接触不良を起こしていることが分かったので部分的に交換します。
ブラシが復活したら、さらにブラシが触るローター(真ん中の軸)部分も磨き、通電性能を改善していきます。
レギュレーターにもグリスを足して動きを滑らかにします。
分解した部品をドアに取り付け直したら、テスト運転してみます。問題なく動くようになったので、パワーウィンドウの修理は完了です!
■今回はモーターを分解し、現物のオーバーホールという処置をとらせて頂きました。通常こうした修理はモーター丸ごとを交換してしまうことが多いのですが、車種や部品によっては交換品をお取り寄せする必要が生じる関係上どうしてもお待たせしてしまうことになります。
しかし「どうしても部品来るまで待てない...」という場合は、バナナオートにて交換部品を待たず修理可能かお調べし、可能な場合は今回のような現物修理も行うことが出来ます。※故障や破損の程度によっては現物修理不可能な場合もあります。あらかじめご了承ください。
パワーウィンドウに追加してですが、ベルトに劣化が見られたためこちらも交換も行いました。ベルトはゴムに近い素材なので劣化すると柔軟性が低下し、ひび割れたり、放置すると切れてしまいます。走行不能に陥ることもあり大変危険なので、予防的に交換して頂くと安心です。
ミラジーノはファンベルト・エアコンベルト・パワーステアリングベルトの3本のベルトが付いています。右側の写真は交換したてのパワーステアリングベルトです。ベルトをそれぞれ交換・点検したら、ご依頼いただいたすべての工程が終了です!
こちらの記事でもダイハツ ミラジーノの事例をご覧いただけます!
■【点検・整備】ダイハツ ミラジーノ(御代田町)
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