北佐久郡御代田町 【旧車レストア1-2】マツダ キャロル360(KPDA) part2 BANANAオート

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【旧車レストア1-2】マツダ キャロル360(KPDA) part2

旧車レストアの事例①
マツダ キャロル360(KPDA) part2

バナナオートの旧車レストアの事例① マツダ キャロル360(KPDA) part1の続きです。
前回の記事ではお客様がはるばるバナナオートへ車検整備をご依頼くださるまでの経緯、入手不可能な部品への対応策などを解説、実際の作業はウォーターポンプの交換修理、足回り、ディストリビュータのセミトラ化の様子をご紹介しました。今回の記事ではその続きの整備や内装・外装の補修、車検後に追加で行ったヒーターの取付けなどについてお話します。

整備の続きですが、こちらはラジエーターです。走行中の風を利用して冷却水の熱を取る働きをします。サビと腐食がかなり進行した状態でした。オーバーホールして、ピカピカになったものを再度取り付けます。

 外装・内装の補修と防錆

外装のお話なのでちょっと横にそれますが、この型のキャロルは小型ながら鉄板は現行の国産車よりも厚めです。キャロルが厚いというより、現行車が燃費と走行性能を追求した結果どんどん薄くなっていったと言えます。高張力鋼板などは薄さと強度を両立させているとして最近の新車ではよくアピールされますね。

さて、車検を取るにあたって、内部的には修理が必要な部分が多くありましたが、上の写真の通り外側にはサビもほとんど見当たらず、年数に対してとても良好な状態です。きっと保管状態が良かったのでしょう。
その為、車体下部に防錆(アンダーコート)塗装を行った程度で本格的な板金塗装などは行っていません。ただ、車内は少々補修の必要が見られました。

 耐チッピング塗装の防錆効果

シートの革を張り替えることになったのですが、この時丸ごとシートを取り外し一旦車体の外へ出しました。シートで隠れていた床面には錆が目立っていた為(左の写真)、隙間を埋めるシーリングや耐チッピング塗装を行いました(右の写真)。耐チッピング塗装もアンダーコートと同様に防錆効果がありますが、アンダーコートは塗膜の弾力や厚みで小石などをはじき、音や傷を防ぐことでサビの発生につなげない性質のものであるのに対して、耐チッピング塗装は衝撃がかかる部分の塗膜が小さく欠け落ちる(チッピング)を抑えることでサビを防止するものです。

シートカバーの新規製作

シートは全張替です。純正シートカバーはもう生産終了していますから、こちらはシート屋さんに特注で作って頂きました。写真を撮影し損ねてしまってお見せすることは出来ませんが(すみません...)、純正のデザインに似せて製作して頂き、お客様もご満足の様子でした。

 国産旧車のタイヤとホイールの仕様

続いてホイールを磨きます。お預かり当初はホイールもサビに侵食されていました。合わせホイールという特殊性の為単純に交換という訳にもいかず、サビを削り落としてからシルバー塗装をかけました。合わせホイールとは文字通り内側と外側二枚のリムを合わせて使う形状のものを指します。写真の二つのリムは左右両輪セットではなく、片輪分のセットということですね。合わせホイールは1950年代くらいから360cc規格の軽自動車で多く用いられました。中央の周上に開いている穴にボルトを通して合体させます。

タイヤをはめました。キャロル360は頑張れば大人四人で持ち上がってしまうほど車体が小さく、タイヤ径も10インチと小型です。かつての国産車では主流だった10インチですが、現在ほとんど流通がなく、特にスタッドレスは入手困難です。今回はサマータイヤでの対応とし、国産メーカーのものを取付けました。

 ライトの光量不足とリレー回路の追加

整備箇所も残り少なくなってきました。車検を通すにあたりライトは欠かせない項目です。もともと付いていたヘッドライトは車検基準に対して光量不足でしたので新品純正品に交換してみました(これはまだ純正品が流通しています)。しかし光量が復活しないため、電圧を測ってみると規定の12Vより少なく、途中の配線が痩せてしまっているようでした。年数を経た古い車ほど起こりやすいです。
ライトの交換のみでは対応しきれない為、電気系統からテコ入れすることに。元の配線にリレー回路を追加で作成し、正常な大きさの電圧がライトへかかるよう調整しました。最後に回復した光量と光軸をライトテスターを使い厳密に合わせます。

 無事に車検へ!

大方の整備が終了しました。
ハンドルまわりではギヤボックスのブーツが切れていたため交換をし、ドアにはウェザーストリップゴムの交換品を取付たらいよいよ車検です。ずっとご心配されていたお客様でしたが、無事車検を通すことができました。整備箇所が多く約一ヵ月ほどお待ち頂きましたが、過去に2年待たされてしまった経験からお客様は大変お喜びのようでした。

 旧車にヒーターは付いていなかった...(追加整備

車検後のことになりますが、追加でヒーターを取り付けてほしいとご依頼がありました。現行の車にはエアコンは付いていて当たり前なのですが、当時の車には標準で付いていないのが普通でした。ヒーターはここ長野県や東北など、寒冷地用の特別仕様(オプション)だったのですね。寒冷地でなくても真冬に暖気しないで車に乗ることを想像すると...厳しいものがあります...。
ということで、車検も取れたことですし現役の車として活躍できるようにヒーターを設置しました。

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