北佐久郡御代田町 【旧車4】 三菱 ギャラン ラムダ(宮城) パワステ取付け BANANAオート

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旧車④
三菱 ギャラン ラムダ(宮城)
パワステ取付け・ウォーターポンプ修理

バナナオートでの旧車整備の事例をご紹介するページ、今回は【三菱 ギャランΛ】の電動パワステ取付と整備についてです。


おかげさまでご好評を頂いている電動パワステ取付加工ですが、ベレットや117クーペの事例で使用しているパワステユニットは、使様上オリジナルのステアリングから社外のナルディーかモモに変更する必要があります。

ユニット化によって、お預かり期間の短縮(~数週間くらい)や、料金をなるべく抑えられていますが、それらに目をつぶってもやはり純正のハンドルは譲れない...!という場合もあります。
今回のお客様のリクエストも、「純正のハンドルを付けたままパワステも取付けたい!」です。

ギャラン ラムダのハンドルは、下の写真のような一本スポーク。

これぞラムダ!これがないとラムダじゃない...!(!?)
というくらい、ラムダの象徴的なハンドルですから、お客様のリクエストもごもっともです。

とは言え、初めての車種&ハンドル温存という二重の難易度の為、とりあえずまずはお車を拝見することにしました。
そして宮城(!)から快くご来店されたお客様。遠方よりご足労ありがとうございました...!

ステアリングまわりを拝見したところ、ある程度のスペースが見込めた為、何とかお客様のご要望にお応え出来そうでしたので、そのままお預かりとなりました。

なぜそんなにもスペースが必要か...。ベレット117クーペに使った通常のパワステユニットの場合、電動モーターが入る空間が最低限必要です。今回のように純正のステアリングを使用する場合、さらに追加で変換ユニットが入る空間がないといけません。
幸い、ラムダは117クーペに比べても足元に若干余裕があったんです。

色々と外していきます...。

そして、色々取り付けていきます...。

仕様書がある訳ではないので、現物合わせで調整しつつ、外したり取り付けたりすること4~5日。
初めは少々難航する予感がありましたが、実際作業してみたら意外にも深刻な難題にぶつかることなく完成に至りました。試し走行でも十分にパワステが機能することを確認します。

工程の最後にスピードセンサー(車速センサー)も装着しました。
スピードセンサーについてはこちら

モーター類はこのように付きますので、足元のスペースが重要です。

プラスチック製の目隠しカバーを装着して完了です。
純正ハンドル温存も成功です。


さて、パワステ取付は終わりましたが、実はご入庫頂いた日にエンジンの不調が判明しておりました。
お客様は「ついでに直してください。他にも不調箇所あったらそちらも」ということで、健康診断状態で各部点検も行っております。

まずは目立つところから。
エンジンまわりのあちこちの装置をコントロールするバキュームホースが経年劣化でバキューム漏れを起こしていました。キャブレーターの正常な吸気に影響を及ぼすため、数十本ホースを交換し、バキューム漏れを修理。

エンジンのかかり具合も改善されました。更に点火タイミング調整やタペット調整など、細かくチューニングを行いました。

続いてウォーターポンプのシャフトのガタが少し気になります。まだ水漏れは見られませんが、ウォーターポンプは消耗品である以上、ガタが出てからはおそらくは時間の問題です。
2000㏄のラムダの純正ウォーターポンプは社外新品・中古も含めて入手困難であった為(運が良ければネットオークションなどにあるかもですが...)、例によって新規に製作することといたしました。

ラジエーターの冷却水を抜き、クーラーコンプレッサーのプーリー等手前にあるパーツを外したら、ようやくウォーターポンプが出て来ますので、形状を採寸し、削り出していきます。

左が新しいウォーターポンプ。採寸から取り付けるまでにかかったのは2週間ほどでした。
製作工程の都合上、今まで付いていたものと形状は異なりますが問題なく取付可能です。

さて、ウォーターポンプが新しくなりましたが、せっかくなのでオーバーヒート予防に念を入れて電動ファンも取り付けます。
ウォーターポンプ自体もプロペラで扇いではいます。ただ、その回転速度はエンジンの状態に依存するので、アイドリング時などはゆっくりとしかプロペラが回転しません。

ラムダに限らず、今では旧車と呼ばれる車の生産されていた数十年前と比較すると、近年は夏の暑さがかなり厳しくなっています。都市部などではヒートアイランド現象によって更に顕著になります。
当時は十分だった仕様でも、今の交通量が増えて渋滞した道路で猛暑日にエンジンかけっぱなし...などと想像すると、そのままではちょっと心配ですね。

先ほどウォーターポンプを交換するためにラジエーターの水を抜きました。
サーモスタットも水を抜かないと交換出来ないものの一つであり、変えそうで変えない...になりがちな消耗品ですので、同時に交換しておきます。

プラグコード類も交換、それと実はキャブレーターを始めとしたパーツをひとつずつ研磨し、途中途中でクリーニングも行っていますよ。

完了です。ラムダは宮城県へ帰ってゆきました...。

お客様にお引き渡しした後日ご連絡を頂きまして、ハンドリングの軽さ、エンジンの調子改善も実感頂けたようでした。
こちらのラムダはお客様にとって非常に思い入れがある特別な車両と伺っておりましたので、お役に立てて何よりです。
ぜひこれからも末永く共に走って頂きたいです。

ありがとうございました。

 お問い合わせの際は。。。

ラムダには比較的スムーズに取付けられたパワステですが、残念ながらどのような車種にも必ず取付可能という訳ではないのです。
上の記事中にもありますが、電動モーターなど新たに追加するパーツがいくつかありますので、それらを他に干渉しないように収められるだけのスペースがあるかが、まず第一の関門となります。
大方の場合、ラムダと同様にモーター等はステアリングシャフトの取付部周辺やペダルの付け根のあたりに格納します。
その為、ものすごーく足元が狭い車種ですと、その時点で「難しいです...」と判断せざるを得ません。

もし施工事例に記載のない車種にパワステ取付をご希望の際には、お問い合わせフォームから
・ステアリングシャフト取付部分の周辺
・ペダルの付け根あたり
・エンジンルーム内のステアリングシャフトが出ている部分からステアリングギヤボックスの辺り


の写真を何枚かお送り頂けますと、事前にある程度の取付可否の判断をさせて頂くことが出来ます。
ご検討の場合には、お手数ですがよろしくお願い致します。


›117クーペへの取付
›ベレットへの取付

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